お酒を飲んだお客様が車内で嘔吐

お仕事でお使いのお車なので、
多少匂いは残っても構わないので、
今日中に何とかしてくれないか？

そんな無理難題でした。

偶々お時間をある程度頂いて居るお車の作業中で、
ある程度作業の目途も経ちひと段落のタイミング。

では　何とか致しましょうとお引き受けしたのですが、
幾ら手慣れた作業とは言え、
数時間で嘔吐クリーニングは大変です。

お受けした以上ご要望レベルにまで仕上げましたが、
鼻を擦り付ける様にすると微臭が少しまだ致しました。
お客様にお話し致しますと全く問題なく綺麗に成ったと、
大変お悦び頂く事が出来ました。

ここから先の画像は
誠に申し訳ございませんが、
嘔吐のお車のお写真ですので、
ご気分が悪く成られる方は見られない方が宜しいと思います。

嘔吐クリーニングは匂いがきついんです。
特に今回の様にお酒を飲まれた男性の嘔吐は、
慣れていても嫌なものです。

ですから嘔吐に関してはお車お預かりする時点で、
匂いはクンクン嗅ぎません。
一通りクリーニングしてから残臭確認の為、
初めて臭いを嗅ぎます。

そして匂いがどの程度残って居るかに因って、
又違う方法でクリーニングを致します。

これの繰り返しですね。
ですからある程度完璧を求められる場合には、
完全乾燥した後再度匂いを嗅ぎ、
匂いのする部分を再度クリーニング致します。
これを何度も繰り返すしか無いのです。

そうすると料金もお高くなってしまいますので、
決めた日数の中での作業が殆どです。

お客様ご自身で嘔吐をお掃除されて、
何日か経過しても臭いがきつく我慢出来なくなり、
ご来店頂く場合の方が多く、
ある程度作業に慣れる迄の１０数年は、
何も解らず無我夢中でしたので、

何処をどの程度クリーンアップするかを確認の為
鼻を擦り付ける様に臭いのする場所を、
特定して行って居りました。

今は嗅がなくても大丈夫です。
３３年目ですからもうプロフェッショナルです。

嘔吐でも赤ちゃんや、
小さいお子さんの嘔吐はそんなに匂いは、
しないので可也気が楽なんです。

だから頼まれる方も割合が少ないんです。
殆どがお酒を飲んで嘔吐された臭い奴ですね。